NEW!3,文鳥さん「心理検査について」

「こんにちは~文鳥です。」
「文鳥さんこんにちは!先生~お部屋入りますよ~」
「どうぞ~、こんにちは文鳥さん、そろそろこの相談所に来るのも慣れてきたかな?」
「はい、ずいぶん慣れました。その日教えてもらったことを自分で調べるようにもなって、通う前と比べて知識が増えてきたなと思ってます!」
「今日は心理検査について詳しく教えてもらえますか?まだ理解するには難しいででしょうか。」
「心理検査じゃの。文鳥さんは復習もして勉強しているし、十分に理解できると思うぞい。ウサギ助手もわかりやすく説明できるように資料作成を頑張っておるから、きっと大丈夫じゃ。よし、じゃあウサギ助手!資料を頼む。」
①心理検査とは
・こころの状態や特徴について情報収集する方法の1つである。集めた情報は、対象者の理解だけでなく援助方針を考えていく際のヒントとして利用することができる。また、目的に合わせて検査を選択したり、複数の検査組み合わせて行うことも可能である。
・障害者手帳の一種である療育手帳の交付に関わることもある。
▶こころの発達について知る「発達検査」
心身の発達や特徴を調べるための検査(新版K式発達検査など)や、発達障害に関する特徴を調べるための検査である。CAARS、AQ-Jなど、目的に応じて多種多様な検査がある。
▶知的能力について詳細に知る「知能検査」
課題解決や物事の理解、知識についての能力を調べるための検査である。ウェクスラー式知能検査(WISC、WAIS)や、田中ビネー式知能検査などがある。
心理学者のウェクスラー(Wechsler,D.)は知能を「目的的に行動すること、合理的に施行する事、環境に合わせて効率的に処理することができる個人の総合的かつ全体的な能力である」と定義しており、対象者の能力をさまざまな角度から測定することを目的としてウェクスラー知能検査が作成されました(織田万美子、2020)。このことから知能とは総合的なものであり、様々な観点が含まれていることがわかります。
知能検査では知能指数(IQ)を算出することができますが、単に得点化することだけが目的ではありません。多くの検査項目から色々な面での『知能』を測るため、同じ知能指数であっても個人の取り組み内容によって、知能の特徴や傾向は全く異なってくるのです。
▶性格傾向について知る「パーソナリティ検査」
・どのような性格(タイプ)であるかを調べるための検査である。東大式エゴグラム(TEG)やミネソタ多面的人格目録(MMPI)などの質問紙を利用した検査や、ロールシャッハテストやバウムテストといったあいまいな刺激を利用した検査などがある。
「なるほど…こちらもたくさん種類があるんですね。」
「特に精神疾患や発達障害の診断を受けていなくても、誰でも検査を受けることはできるんですか?」
「もちろんできますよ。」
「心理検査と言われると何かの診断や病気の検査みたいな感じがしますけど、自分のこころの一側面を知るためのものなので、誰でも受けることができます。」
「最近は自分や子どもの得意・不得意を知るために検査を受けたいと思う人も増えてきているから、予約でいっぱいの病院も増えてきているようじゃ。」
「心理士は検査も実施できるから、御影カウンセリングオフィスでも受けることができるぞい」
「そうなんですね!たしかに飼い主も御影カウンセリングオフィスに行く前、自分の長所や苦手なところをはっきり知りたいって言っていました。検査も受けたのかもしれないですね」
「では次に、御影カウンセリングオフィスでできる心理検査と、検査にあたってのこだわりをこちらの資料にまとめました!」
②御影カウンセリングオフィスでできる心理検査
・発達検査セット
⇒発達に関する標準的な心理検査4種類(WAISⅣ・CAARS・AQ-J・SCT)を実施します。
・パーソナリティ検査セット
⇒性格傾向に関する標準的な心理検査3種類(ロールシャッハテスト・SCT・バウムテスト)を実施します。
・セットのなかの3つの検査を、それぞれ単体で実施することもできます。
〈こだわり〉
・検査を受けていただく前に、検査を申し込んだ理由や目的、特に自分自身で気になっていること、知りたいこと、などについて詳しく詳細にお話しを伺うための面談を行い、それらを踏まえて適切な検査をご提案のうえ、詳細な報告書を作成します。
・ご希望の方には、検査結果について、詳細な細かいフィードバックを実施させていただきます(有料)。
(詳細は以下のリンクをチェック)
「御影カウンセリングオフィスの心理士さんたちは、特に検査結果の報告書に力を入れておられるので、とっても丁寧です。」
「そうなんですね!」
「おお~、セットもあるんですね。セットで受けたらより詳細にわかるけど……検査ってすぐにできるんですか?」
「そうじゃのう…実際、検査によっては数時間程度かかるものあるのう。料金もかかる。」
「もしも、心配なことやわからないこと、例えば・・・どれを受けていいか分からない、上手く結果を受け止められるかわからない、ということがあればぜひ心理士さんに相談してみてほしい。」
「検査の内容も、守秘義務で守ってくれるんですよね?」
「その通りじゃ。カウンセリングで話した内容同様、心理検査の結果や内容も心理士はとても大事に扱うから安心するのじゃ。心配であれば検査前の面談で改めて確認をしてみるといい。」
「これまでを通して、心理カウンセリング(心理療法)と心理検査のこと、だいたいわかってもらえましたかね!」
「文鳥さん、熱心に聞いて下さるので嬉しかったです~!」
「はい!慣れてくると勉強するのが楽しくて。こちらこそ、どうもありがとうございました!」
「じゃあそろそろ飼い主が帰ってくる時間なので・・・またわからないことがあったら聞きに来ても良いですか?」
「もちろん!いつでも待っているぞい!」
「カメ先生、ウサギ先生、ありがとうございました~!」
文鳥さんはパタパタと飛んで行ったのであった……
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