過ぎ行く非日常な日常
暑中お見舞い申し上げます。今日も太陽がジリジリと照り付け、セミがミンミン、シェーシェー鳴いています。皆様お元気ですか。水曜日担当の宮田です。久しぶりにブログを書こうと、このページに来てみたら、なんと『新年の目標』を立てて以来のご無沙汰でした。時が経つのがはやい!はやすぎる!!季節はもう夏真っ盛りです。今年は日本各地で、3年ぶりに開催される夏祭りや花火大会も多いみたいですよね。コロナが収束したわけではないのが依然つらいところですが、悪霊退散の祈願もこめての祭りなのでしょう。民俗学的にハレとケで言えば、祭りは日常「ケ」に対して「ハレ」なわけですが、コロナという非常事態が長くなって日常化し、とはいえやはり異常事態ではあるので、かつての「ケ」を取り戻す思いで、穢れ(「ケ」枯れ)を回復させる「ハレ」にしばし興じる、といったところでしょうか。
まあでも、もう日々いろいろなことが起こりすぎて、何が日常で何が非日常なのか、何が通常で何が異常なのか、何が普通で何が特別なことなのか、ちょっと分からなくなってきています。けれどもまた今はそういう時、すなわち変革期、過渡期なのかもしれません。しかし、世の中のスピードがはやすぎて、以前より短いスパンで変化するため、いつも絶えず変わっていくような感覚の中にいるので、その中では何が普通かなんて分からなくなって当然かもしれませんね。昨日の最新は、今日の普通、そして明日は古(いにしえ)であるかもしれません。そこへもってきて昨今は「多様性」も謳われるので、要するに何でもありかと思いきや、その実社会は何でもありを認めるようで決して認めない(?)。とくに日本社会は、寛容さと頑なさのギャップが大きいところがあるように思います。
あー考えていたら、すっかりあつくなってきてしまいました。夏に考えごとは向きませんねえ。この続きはまたもう少し涼しくなった頃に...。皆様どうか今年もコロナ、熱中症、大雨、電力不足、物価高もろもろ、くれぐれもお気をつけください。それでは私はこのへんで、かき氷🍧でも食べて涼をとることとします...。