New! 2.ハムまるさん「飼い主がちゃんと食べてない」

前回のお話を読みたい方はコチラ:1.ハム丸さん「飼い主がずっと起きている」
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ある秋の昼間のこと…

「こんにちは~」

「ハム丸さん、こんにちは!なんだか毛がクリンクリンになりました?前からでしたっけ。」

「あぁ~!そうなんすよ!!」
「前にここに来た後、家に帰ってタロウのコードかじってやったんすよ!!
その時にこんな感じになっちゃって・・・」

「はっっ!!!そうでした!!!ハム丸さん、ご無事でしたか!!!!」
「すぐ先生呼んできますので!少々お待ちください~~!!」


数分後・・・

「よっこいしょっと。」
「こんにちは、ハム丸さん。1ヶ月ぶりくらいかのう。」

「カメ先生こんにちは。前はありがとうございました!上手くいきました~」
「えっと、何から話したらいいかな」

「どれが何のコードかわからなくなって、ひとまず全部かじったんすよ!」
「そしたらビリビリ!!!って急に雷?に打たれて、起きたら毛がクリンクリンになってて。今はマシになったんすけど、ほっぺの毛も真っ黒になって。」

「ひぃぃ・・・!」

「それでタロウ大騒ぎして。コードよりもぼくのこと心配して、病院連れて行ってくれたりして。病院から帰ってきて、疲れたのかタロウようやく寝て。その日からタロウ、夜はテレビもパソコンも見れないんで、眠るようになったっす!!」

「ほっほっほ~!!!!キケンだったようじゃが、上手く行ったんじゃのう~!!」
「今の毛並みもハム丸さんに似合っておるぞい」

「先生!笑ってる場合じゃないですよ~~、ハム丸さん、私が余計なこと言ったせいで・・・キケンな目に合わせてしまって本当にすみませんでした・・・」

「全然っす!!それに、タロウにはしっかり睡眠をとって健康になってほしかったから。寝る前に水浴びも毎日するようになりました。」

「お風呂に入ることも必要だからのう。よかったよかった。」

「ただ…またタロウのことで気になることがあって・・・」

「ほう」

「タロウのやつ、入社一年目ってやつなんすよ。忙しいし、元々料理も慣れてないから仕方ないのかもしれないんですけど・・・ごはんを食べたり食べなかったりしてて。かと思ったら急にたくさん食べたりして・・・。」

「夜、飲み会ってやつから帰ってきた時は、もうフラフラでガンガン壁にぶつかってあるいて、寝床にたどり着けずに倒れるように寝たりとか。シュワシュワのあま~い飲み物とか、あま~い茶色のお菓子とか、しょっぱいパリパリしたお菓子とか、ごはん食べずにとにかくお菓子ばっかりムシャムシャ食べてて。はみがきしない時も多いし。朝ごはんは食べない日も多くて。人間って、ぼくたちと同じように野菜も食べた方がいいんですよね?」

(なんだかこの饒舌な感じ、前もみたような・・・)

「タロウ、肌荒れがひどいし、身体も大きくなったような気もするし。そりゃあ、たまにはお菓子とか、甘いもの食べたりしてもいいとは思うんすよ。それで、食べすぎた後はごはんを少なくしたりはあると思うんすけど。でもごはんがお菓子になってるっていうか。お菓子の袋もすぐに片付けないし・・・。それなのに、太った~って言って落ち込んだりしてるんすよ・・・。色んな色と匂いの食べ物見てたらぼく、食欲なくなっちゃって…冬に向かって食べなきゃいけないんですけど・・・なんだか悲しくなってきて・・・」

「うぅっ(涙)」

「タロウもぼくも、ボロボロになってこのまま冬に向かっていくのかと思って(涙)」

「うぅっ、うわぁ~ん(涙)」

「ハム丸さん!いったん落ち着きましょう、一緒に深呼吸しましょう」

「ハァ・・・(深呼吸)」

「以前よりは睡眠はとれるようになってきたみたいじゃが、どうやら食生活も不安定なんじゃのう。タロウさんも忙しかったり、自分のことを大事にする余裕がなかなか持てないのかもしれないのう。」
「ひとまず、温かいものでも飲んで、それから食事のことを考えるとしよう。ウサギ助手、あれを頼む。」

「承知しました!」


「はぁ~、何だろうこのスープ。とっても美味しいです。落ち着きました。」

「ふふふ、これ美味しいですよね。にんじんたっぷり入ってるんです。」

「ズズズ(スープを飲む音)・・・やっぱり美味しいのう・・・」
「さて、食事について少し話をしてもよいかのう。これが資料じゃ。」



食事について①

☆最近食べたものは何ですか?まずは最近の食事を振り返ることから始めてみましょう。

・食事は生命維持に必要不可欠で、体温を保ち病気を予防することに繋がります。
 日々の食事の積み重ねが、臓器や皮膚こころの健康にも繋がります。

適切な食事量には個人差があり、性別や年齢、1日の活動量によって異なります。
 必要な食事量、カロリーはネット検索ですぐに調べることができます。

・さまざまなホームページで1日の食事例が紹介されています。
 メニューに悩んだらぜひ活用しましょう。


「ふむふむ。まずは食生活の振り返りか・・・ぼくは野菜中心の食生活だけど、寒くなってきて水分をとることが減ったかもしれないな・・・」

「うむ。冬になるにつれて空気は乾燥するし、室内では暖房を使うからもっと乾燥することがある。しかし、汗をかいたりしないから水分不足を自覚しにくいのじゃ。」
「水分不足が続くと、皮膚が乾燥したり足がつりやすくなったりするぞい。例えばお風呂上りや飲酒の後などは積極的に水分を補給することが大切じゃぞ。」

「私は寒いと動くのがおっくうになるので、こうして温かいスープを飲んで水分補給して、身体をあたためて活動するようにしてますよ!」

「タロウ、手がカサカサなんすよね~。最近流行ってる「さゆ」ってやつ、タロウにピッタリかも。でも、まずはタロウは飲み会で飲みすぎないようにしてもらわないと・・・」

「そうじゃのう。飲酒の加減にも個人差はあるが、きちんと歯磨きをして布団に入れる程度にはしてもらいたいところじゃのう。そうそう、タロウさんは朝ごはんを食べないことが多いと言っておったが、晩ごはんが遅くなる時もあるのかのう。」

「たまにあるっすね。仕事が長引いた日は、夜中に食べてることもあるっす。」

「朝ごはんも大事ですけど、夜遅い食事も気になりますね。良い資料があるので持ってきますね!」



食事について②「朝ごはんと晩ごはん」(農林水産省HP参考)

コツその1:朝ごはんを食べよう
朝ごはんを食べないと、脳や体は深刻なエネルギー不足に陥ります。
 集中力低下だけでなく、生活習慣病のリスクを高める可能性もあります。

・朝日を浴びて朝ごはんを食べることは、体内時計のリセットに繋がります。

・初めから素晴らしい朝ごはんを食べようと思う必要はありません。
 まずは起きてすぐに水や牛乳など、食べやすいものから口にしてみるのでOKです。
 ヨーグルトやおにぎりもおすすめです。食べると少しずつ体が目覚めていきます。


コツその2:晩ごはんの食べかた
・夜遅くに食事をとると、とったエネルギーが消費されにくく、余ったエネルギーが脂肪としてたまりやすくなります。

・農林水産省のHPでは、晩ごはんを2回に分けてとる「分食」が紹介されています。夕方におにぎりなどのエネルギーがしっかりととれるものを食べ、帰宅後は野菜やおかずだけを食べるという方法です。
 

参考:農林水産省「みんなの食育」


「朝ごはん、面倒なのはわかりますよ!ギリギリまで寝たいですもんね。」

「大量に食べなくてもよいんじゃぞ。まずは飲み物を飲んだり、ゼリーやバナナなど、少し口にしてみることが大事じゃ。」
「お腹が空いているとイライラしたり集中できなかったり、こころにも影響があるのじゃ。朝ごはんを抜いて、昼ご飯に大量に食べると午後に眠気が出たりすることもある。毎日の生活を整えるためには、朝・昼・晩の食事が本当に大切なのじゃ。」

「水分不足でカサカサになったり、朝ごはんを食べずにボーッとしたりしてたら、なんだか気分も下がってきそう。」
「辛いことがあった時に暴飲暴食したり、逆に食欲が無くなったりとか、睡眠と一緒で食事もこころと繋がってるんすね。食事が整うとこころにもいい影響があるかも!」

「その通りじゃ。」

「さて、ハム丸さん。今回はどんな作戦がよいかのう。タロウさんにどうやってアプローチをしようかのう。」

「う~ん。ぼくが朝ご飯を作るわけにもいかないからなぁ・・・」

「う~ん。言葉が通じないですからね~。ハム丸さんが目で訴えるしか・・・」

「目で…訴える……ちょっと…どうなるかわかんないけど…思い浮かんできたっす……!」
「ウサギ助手、いつもすごいや。カメ先生、ぼく、1回思ったようにやってみる!!ありがとうございました!!!!!」

「えっ、ハム丸さん今度は安全なやつでお願いしますよ~~!!!!ってもう行っちゃった…大丈夫でしょうか…?」

「ほっほっほ~!!ハム丸さんの行動力は誰にも真似できないのう~!!!」

「もう!笑ってる場合じゃないですよ~!ハム丸さんどうか安全に…!!」


次回、ハム丸さんはどんな行動にでるのか…