１，文鳥さん「飼い主が相談に行ってきたらしい」

「こんにちは～！いま，開いてますか？　何でも聞いてもらえるって聞いて・・・」

「はいはい，開いてますよ，こんにちは！」
「こちらの相談カードに記入して，受付に提出をおねがいしますね。」

「先生ー！相談者さんこられましたよー！」

「文鳥さーん，お部屋へどうぞ。」

「こんにちは，文鳥さん。所長のカメです。」
「本日はどうされましたかな？」

「先生こんにちは。知り合いにここなら何でも相談できるって聞いて・・」

「私の飼い主のことなんですが。最近『御影カウンセリングオフィス』っていうところに行ってきたらしくて。先生，御影カウンセリングオフィスって知ってますか？」
「私，どんなところだか全然知らなくて・・何か怪しい所じゃないですよね…？」

「ふむふむ。御影カウンセリングオフィスか。知っておるぞ。怪しい所じゃないから，一旦安心するのじゃ。」

「よかった・・・でも，カウンセリングっていったい何なんですか？。美容エステとかサプリメントとかでも、よくカウンセリングって聞きますけど…」

「悩みや相談について話をするという意味では似ておるな」
「御影カウンセリングオフィスのカウンセリングは，心理カウンセリングのことじゃよ。　臨床心理士や公認心理師などのこころの専門家が，臨床心理学に基づいて行う『心理療法』のことじゃ。」
「ウサギ助手，いつもの資料を用意しておくれ。」

「承知いたしました！」

「なるほど。資格を持った心理学の専門家が行っているのなら，怪しいわけではなさそう。
でも精神科とか心療内科とか，こころやからだのための病院もあるけど…病院とはまた違うものなんですか？」

「良い質問じゃ。ウサギ助手，２つ目の資料をお願いできるかな」

「もしもカウンセリングをしていて医療的なサポートが必要になった時は，心理士の先生が病院を紹介してくれるのじゃ。」
「最近は心理検査の需要が高まっているようで，予約がいっぱいの病院もあるようじゃ・・・。」

「へえ，お医者さんも紹介してもらえるのかあ。それは安心ですね。」　　　　　　　　　「でもお医者さんじゃないのに，心理検査ができるんですか？検査って病院で受けるイメージですけど・・・」
「すみません，いまさらですが心理士って何をする人ですか？もう少し教えていただいてもいいですか？」

「ふふ，この流れになると思ってもう資料用意してますよ♪」

「スクールカウンセラーは，結構知っている人も増えてきましたね。」
「御影カウンセリングオフィスについての追加資料も持ってきましたよ！」

「カウンセラーたちは，カウンセリングで話したことをとても大切に思っているから，内容は厳重に守ってくれるぞい。」

「臨床心理士や公認心理師には守秘義務が課せられていますもんね。」

「なるほど・・・。少しわかってきました！安心して相談しに行ける場所だとわかって，私もほっと一安心です！」
「ただ，他の心理療法とか…心理検査とか…どんな感じなんだろう。もっと知りたくなってきました！」
「そろそろ飼い主が帰ってくる時間なので，また今度詳しく聞きにきてもいいですか？」

「ほっほっほ。興味を持ってもらえてよかった。次回までに新たな資料を用意しておこう。」
「ウサギ助手，次回予約の手続きをよろしく頼む。」

「わかりました！それでは次回予約っと。」

今日はどうもありがとうございました！